佐渡ケ嶽部屋 福島からの避難者に熱々ちゃんこ炊き出し

[ 2011年3月26日 06:00 ]

被災者にちゃんこを振る舞う佐渡ヶ嶽親方

 佐渡ケ嶽部屋が25日、千葉県松戸市の栄松寺を訪れ、福島第1原発の事故で福島県から避難している4家族22人にちゃんこの炊き出しを行った。

 山形県尾花沢市出身の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は部屋を構える松戸市内に避難者が生活していることを知り「同じ東北出身として何かお役に立つことがしたい」と支援活動を決意。相撲協会は被災地での活動は自粛を求めているが、部屋と同じ行政区内ということで許可が下り、角界による初めての炊き出しが実現した。

 16日に自家用車でいわき市から避難した40代女性は「こんなに良くしてもらってありがたいです」と感謝の言葉を口にした。佐渡ケ嶽親方は「住職さんから、こんなに(22人が)笑顔を浮かべたのは初めてと言われたのがうれしかった」と目頭を熱くさせた。

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