遼くん パー4で痛恨「8」の大叩き…絶望的7オーバー

[ 2011年3月26日 06:00 ]

第2R、第1打を放つ石川遼

USPGAツアーアーノルド・パーマー招待

(3月25日 米フロリダ州オーランド ベイヒル・クラブ&ロッジ(7419ヤード、パー72))
 石川遼(19=パナソニック)は通算7オーバーで第2ラウンドを終えた。10番からスタートし、18番パー4で「8」の大叩き。直後の1番から3連続ボギーを叩くなど77と振るわなかった。第1日は突風の中、2オーバーの46位と耐えたが、後退した。第1日に6番パー5で「11」を叩くなど84で最下位の119位に沈んだ池田勇太(25=日清食品)は1番からスタート。3バーディーを奪い、通算9オーバーとした。 

 上位進出を狙った石川の第2日は18番で落とし穴が待っていた。10番から出て2バーディー、2ボギーで粘っていたが、第1打を左に曲げてOB。打ち直しの第3打はフェアウエーに運んだものの、第4打を左奥のバンカーへ入れた。“目玉”となっていたためグリーンを狙えず第5打は左横のラフに出したが、第6打は打ち損じ。第7打でやっと1メートルに寄せて第8打を入れた。米ツアーでは2年前のこの大会の6番パー5で9を叩いたことはあるが、パー4でダブルパーは初めて。気持ちが切れたのか、続く1番から3連続ボギーでズルズル後退した。

 第1日は我慢のゴルフだった。瞬間最大では風速15メートル、平均でも10メートル前後の風にさらされ続けた。「全英オープンもそうだけど、風が吹くと雨よりも凄く疲れる。ただ、何とか耐え抜いたラウンドだった」。4オーバーで迎えた16番パー5でやっとの思いで初バーディーを奪うと、最終18番もバーディー締め。2オーバーまでスコアを戻して46位に踏みとどまっていた。だが、前日の粘りをこの日につなげることはできなかった。4番から連続バーディーを奪い返したものの、歯がゆいプレーが続いた。

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