戸惑い隠せぬ疑惑力士…某親方「相当もめるよ」

[ 2011年3月26日 18:36 ]

 大相撲八百長問題の長期化により、5月の夏場所の通常開催が危うい情勢に陥ったことが26日、分かった。日本相撲協会幹部によると、観客から入場料を取る興行の形式ではなく、番付を編成するための「技量審査」として東京・両国国技館で15日間実施し、無料で一般公開する案を今月上旬から検討しているという。

 八百長問題の特別調査委員会は25日に関与者の処分案を大筋でまとめ、4月1日に相撲協会の臨時理事会で約20人にも及ぶ力士らの処分を決定する。いずれも除名から引退勧告、1年以上の出場停止が予想され、“大量追放”の可能性が高まってきた。処分者の大半を占める十両力士が激減すれば取組数も通常より大幅に減るため、ある理事は「力士を土俵に立たせてあげたいが、興行として見せられる状態ではない」と話した。

 相撲協会は夏場所の入場券を既に印刷するなど、開催準備を徐々に進めてはいる。「一日も早く通常開催し、収益金を東日本大震災の被災地へ送る案はどうか」と提案する理事もおり、開催形式を今後の臨時理事会で協議する見通し。

 処分決定に向けては波乱が予想される。メールなどで名前が挙がり、特別調査委による4度の面接で関与を一貫して否定した力士は「証拠も示されず、八百長を一切認めてもいない自分が首になったら訴訟も考える」と明言した。

 厳罰の可能性が高いある十両力士の師匠は「確固たる証拠を突き付けない限り、本人は納得しないだろうし、協会を訴えると思う。今度の理事会は相当もめる」と述べた。

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