揺れる名古屋場所 ただ1人の新弟子は「迷いない」

[ 2010年7月13日 10:46 ]

名古屋場所の前相撲で初土俵を踏んだ玉優喜(左)

 愛知県体育館で行われている大相撲名古屋場所は3日目の13日朝、新弟子たちによる前相撲を行い、野球賭博問題に揺れる今場所でただ一人の新弟子となった玉優喜(片男波部屋)が初土俵を踏んだ。

 前相撲は場所前の新弟子検査に合格した力士や、けがや病気などで休場が続いて番付からしこ名が消えた力士で行われる。この日は玉優喜のほかに再出世を目指す2人が土俵に上がり、3人で対戦。

 愛媛県出身で18歳の玉優喜は1勝1敗の成績だった。賭博問題の渦中での入門にも「迷いはなかった。自分はただ単に強くなりたいだけ」と真剣な表情で話した。前相撲はこの日で終了し、玉優喜の新序出世披露は8日目の18日に行われる。

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2010年7月13日のニュース