ネットでツイッターで…“大相撲中継”楽しむファン

[ 2010年7月13日 17:29 ]

 大相撲名古屋場所の生中継をNHKが取りやめた影響で、日本相撲協会がホームページ(HP)で配信する取組映像が人気を集めている。画面は大きくないが、数秒遅れで“ナマ”中継を視聴可能。インターネット上に短文を投稿する交流サイト「ツイッター」で会場の様子を伝える相撲ファンも現れるなど新たな楽しみ方も生まれている。

 「ひがーしー、はくほうー」。呼び出しの声が朗々と響き、力士がそんきょして手を打ち合わせる。アナウンサーの実況や決まり手のスローVTRがないネット映像は、会場の愛知県体育館の雰囲気をそのまま伝える。

 協会はこれまで中入り後だけを配信していたが、今場所は十両の対戦も配信。急激なアクセス増に対応するためサーバーを増強し、画質も向上させた。場所初日のアクセス数は通常の約10倍に達したという。

 「満員御礼こそ出てないものの、これだけの人!」「拍手が温かい!」。名古屋市の会社員男性(25)は場所初日の11日、会場の客席から携帯電話を使い、次々とツイッターに短文や写真を投稿した。

 「中継がないので、会場の雰囲気全体を伝えられたらと始めた」と男性。ネットで「つぶやき」を見た人は、協会HPの映像も視聴しながら「見事な投げ!」「横綱強いなー」と感想を述べ合った。

 NHK中継がなくても、相撲ファンは「ほぼリアルタイム」で場所を楽しんでいるようだ。

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2010年7月13日のニュース