クリーマー悲願のメジャー制覇!ご褒美はバーキン

[ 2010年7月13日 06:00 ]

メジャー初制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔のポーラ・クリーマー

 【全米女子オープン選手権】2位に4打差で迎えた18番。1メートルのウイニングパットを沈めたクリーマーは2度ジャンプすると、両手であふれる涙を押さえた。

 米女子ゴルフ界のアイドルは悲願のメジャー制覇に「何だか良く分からない、クレージーな感覚」と潤む瞳で優勝カップを見つめた。痛めていた左親指付け根を手術して先月復帰。「60%の状態」だが、ロングアイアンなどでティーショットを刻み、確実にフェアウエーをキープして最後までスキを見せなかった。それでも会見では23歳らしく「バーキン(エルメスのバッグ)が欲しい」と自分へのご褒美に思いをはせていた。

 ≪有村 英語の勉強に意欲≫有村は「ショットが今年一番良くない」と嘆きながらも、今大会のフェアウエーキープ率は70%で8位。安定したティーショットを武器に、初出場で通算12オーバーの28位に入った。開幕前日には英語が分からずあわや棄権のピンチを経験し、第3日は炎天下で36ホールをプレー。「日本に帰ったらすぐ英語を勉強したいし、やることはたくさんある」。早くもレベルアップに向け動きだしていた。

 ≪諸見里 17打差忘れない≫初挑戦の諸見里は通算14オーバーの34位に終わり「トップと17打差なんだな、と思った。この差を忘れないように、残りのシーズンも頑張りたい」と話した。世界との差は「ウエッジの距離感」と言い、「私は調子がいいときでも5ヤードしか打ち分けられないけど、1、2ヤードの距離感が必要」と小技の必要性を痛感した様子。すぐに帰国して16日開幕のスタンレー・レディース(静岡)で今季初優勝を目指す。

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2010年7月13日のニュース