元千代大海も賭博関与?特別調査委が調査

[ 2010年7月13日 19:53 ]

報道陣の質問に答える佐ノ山親方

 14日発売の週刊新潮が、大相撲の佐ノ山親方(元大関千代大海)が野球賭博とインターネットカジノに関与したとする記事を掲載することが分かり、日本相撲協会の特別調査委員会が13日、調査を開始した。

 佐ノ山親方はこの日、弁護士の村上泰・特別調査委員から電話で事情聴取を受け、関与を否定した。同親方は報道陣に「すべて捏造。事実無根だ。自分は一切関係していない」と話し、法的措置を取ることも示唆した。
 週刊新潮が掲載する記事によると、佐ノ山親方は昨年夏ごろに野球賭博をしており、4年前にネットカジノ店へ出入りしていた。
 相撲協会は16日の特別調査委でこの問題を協議する。同日には協会改革を目指す外部機関「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」の第1回会議も行う。
 佐ノ山親方は相撲協会が6月に行った賭博行為の実態調査アンケートで、関与を認める上申書を提出していない。未提出者の中から賭博関与が認められた場合、相撲協会は厳罰処分を下すとしている。
 村山弘義理事長代行は「再生への歩みを始めたところで、このような報道があることは極めて遺憾。疑惑報道の対象となった親方は、日本相撲協会に対して野球賭博に関与したことはないと明確に回答しております」とコメントした。

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2010年7月13日のニュース