遼くん 今回の全英OPは専属キャディーとタッグ

[ 2010年7月13日 06:00 ]

全英オープン練習日で1番ホール、クラブハウスを背にティーショットを放つ石川遼

 石川遼(18=パナソニック)は12日、全英オープン(15日開幕)に向けて会場のセントアンドリュースで練習ラウンドを開始した。

 56位に終わったスコットランド・オープン最終日の荒天から一転、青空ものぞく穏やかな天候の下、池田勇太(24=日清食品)と18ホールを回った。
 セントアンドリュースでプレーするのは、昨年の全英前にプライベートでラウンドして以来だ。1年前は初めての聖地に興奮の連続だったが「浮かれてはいないし、体も気持ちも試合を戦う充実感に満ちている。いい練習ラウンドができた」と観光気分は全くなかった。高い木などショットの目印となるものがないリンクスだけに、昨年のプライベートラウンドでバッグを担いでもらったハウスキャディーのスコット・ビチェリ氏(43)に指南役を依頼。ホールごとにティーショットの狙いどころなどをしっかりメモに書き込んだ。
 ただし、ビチェリ氏のサポートを受けるのは練習日だけと決めている。ハウスキャディーを起用した昨年のターンベリーとは異なり、今回は気心の知れた加藤大幸キャディーとのタッグで臨む。ハウスキャディーの知識以上に、プレーのリズムを保ったり、ラウンド中の会話でリラックスするなど加藤キャディー起用のメリットは大きい。タイガー・ウッズと回って予選落ちした昨年の屈辱を、聖地で晴らすつもりだ。

 ▼池田勇太 去年とは雰囲気も違うし、面白いコースだと思った。聖地と呼ばれる理由が分かるような気がする。(2日連続の練習ラウンド)

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2010年7月13日のニュース