魁皇、単独1位に 33場所ぶり日本人独占も

[ 2010年4月26日 07:56 ]

 日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日・両国国技館)の新番付を発表し、先場所14勝してエストニア出身として初めて大関昇進を決めた把瑠都が西に座った。5大関は昨年九州場所以来、3場所ぶり。

 幕内在位101場所目の大関魁皇は、十両以上の在位が111場所となり、寺尾を抜いて単独史上1位となった。魁皇は千代の富士に次いで史上2人目となる通算1000勝到達まで、あと9勝に迫っている。
 初の一人横綱で臨んだ先場所、15戦全勝で13度目の優勝を果たした白鵬が東横綱。
 関脇と小結は、2004年九州場所以来、33場所ぶりに日本人力士が占めた。関脇は東の稀勢の里が4場所ぶり、西の安美錦は8場所ぶりの返り咲き。小結は東の琴奨菊が2場所ぶり、西の栃煌山が6場所ぶりに復帰した。新三役が6場所連続で出ないのは、年6場所制になった1958年以降では4度目。
 再入幕は木村山、栃乃洋、若荒雄、光龍の4人で、36歳2カ月の栃乃洋は戦後7番目の年長での再入幕となった。
 新十両は松谷で、駒大相撲部出身としては77年秋場所の尾形(のち天ノ山)以来、2人目の関取誕生。再十両は星風と上林の2人だった。

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2010年4月26日のニュース