時津風部屋後援会員が証言「何かの罰と思った」

[ 2009年2月12日 18:10 ]

 大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=の暴行死事件で、傷害致死罪に問われた元親方山本順一被告(58)の初公判は12日午後、名古屋地裁(芦沢政治裁判長)で証人尋問が行われた。ぶつかりげいこを目撃した部屋の後援会の男性が「精神面を鍛えるけいこで、(斉藤さんへの)何かの罰と思った」と証言した。

 男性は2007年6月26日、愛知県犬山市のけいこ場で見たまわし姿の斉藤さんの尻には黒いあざがあったといい「何かで失敗して棒などでたたかれたのかな」と思ったという。
 その後ぶつかりげいこが始まったが、斉藤さんは受け身がうまく取れず、相撲の技術は未熟に見えたといい、長時間続いたことから「相撲を鍛えるというよりは、精神面を鍛えるけいこと思った」と述べた。

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2009年2月12日のニュース