桃子120位…涙の予選落ち

[ 2008年5月11日 06:00 ]

第2ラウンド、通算6オーバーで予選落ちした上田桃子

 USLPGAツアーミケロブ・ウルトラ・オープン第2日は9日、米バージニア州ウィリアムズバーグのキングズミル・リゾート(6315ヤード、パー71)で行われ、宮里藍(22=サントリー)は通算4オーバーの106位、上田桃子(21=ソニー)は通算6オーバーの120位で、ともに予選落ちした。この日66をマークしたアニカ・ソレンスタム(37=スウェーデン)が通算12アンダーで単独首位に浮上した。

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 テレビインタビューを終えると、こらえていた涙が上田の目からこぼれ落ちた。「こっちの選手の気持ちは本当に強い。自分ももっと強い気持ちでやらなければ…」。米ツアー本格参戦後初めての2週連続予選落ちに、ショックを隠し切れなかった。
 前半で1つスコアを落とすと、ばん回を狙った後半は最初の1番パー4でボギー。「そこから立て直せなかった」と話すように、3番パー5でダブルボギーを叩くなど悪い流れを食い止められなかった。
 日本ツアーで史上最年少賞金女王となった昨季は「ショット、パットが良くなくても、いいスコアが出せていた」。だが、米ツアーでは1つのミス、微妙な心の揺れがプレーを左右する。「一打一打の重圧が大きいので、これからどうやって自信をつけていくかが課題。自分で乗り越えたい」と苦悩の表情だった。

 ≪藍は精神面の収穫も…≫今季3度目の予選落ちにも、宮里は懸命に明るい材料を見いだそうとしていた。「悪いのはパットだけ。ショットのミスは多くないし、いいアプローチもあった」。ラウンド中の降雨でボールの転がり具合が変わったグリーンに対応し切れず、4ボギーでバーディーはゼロ。それでも「天候は厳しかったが、気持ちは大丈夫だった。集中力を切らさず最後までできた」と精神面の収穫を口にした。

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2008年5月11日のニュース