菅原 完敗で21位に終わる

[ 2008年5月11日 06:00 ]

 フェンシングの高円宮杯W杯東京大会第2日は10日、東京体育館で行われ、女子フルーレ個人決勝トーナメントなどが行われ、北京五輪代表で世界ランキング11位の菅原智恵子(31=宮城ク)は、2回戦でアテネ五輪銅メダリストで世界ランク30位のシルビア・グルハラ(ポーランド)に2―15で完敗し、21位に終わった。11日の最終日は、北京五輪代表の太田雄貴(22=京都ク)、千田健太(22=宮城ク)が登場する男子フルーレ決勝トーナメントと、女子フルーレ団体が行われる。

 北京五輪の組み合わせ抽選で優位になるため、少しでも世界ランキングを上げたかった菅原だが、2回戦で思わぬ惨敗を喫した。グルハラはアテネ五輪銅メダリストとはいえ、世界ランクでは格下。過去2度の対戦も惜敗だった。だが、序盤から低い姿勢で繰り出してくる多彩な攻撃に対応できず、右胸を狙う作戦も通じなかった。「研究された感じがする。相手の思う通りにやられた」。昨春から教職を休んで北京五輪に集中してきた31歳は「8月までに多くの国際試合で勝って、ランクを上げたい」と話していた。

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2008年5月11日のニュース