朝青龍 優勝額贈呈式で白鵬と握手

[ 2008年5月11日 06:00 ]

優勝額の前で握手する朝青龍(左)と白鵬

 大相撲夏場所は11日、東京・両国国技館で初日を迎える。直前2場所の優勝力士が出席する前日恒例の優勝額贈呈式には、史上初めてモンゴル2横綱のそろい踏みが実現。ファンの熱い声援を浴びた。

 2連覇を目指す朝青龍は、長女イチンホルロちゃん(5)を伴って登場。ツーショット撮影では自ら白鵬に右手を差し出し、笑顔で握手を交わした。しかも、左手は相手の腰に回すなど余裕の応対。謹慎処分などで昨年夏場所以来の出席とあり「1年ぶりか…」と含み笑いを浮かべた。

 優勝額は館内に32枚しか掲示できないため、初優勝した02年九州場所の額は撤去される。朝青龍は「思い出のある優勝だから」とその額を母校・明徳義塾高に寄贈することを明言。現在、部員が2人しかいない母校の相撲部への激励をこめた。

 4場所ぶりに東の正位に復帰し、初日は結びで稀勢の里の挑戦を受ける。懸賞は白鵬の30本を上回る37本が懸けられ、自らが持つ初日の史上最高本数(昨年夏場所の33本)を更新した。今年の夏も、朝青龍がいないと始まらない。

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2008年5月11日のニュース