千田7位、太田は10位/W杯最終日

[ 2008年5月11日 19:38 ]

 フェンシングの高円宮杯ワールドカップ(W杯)東京大会最終日は11日、東京体育館で行われ、男子フルーレ個人で北京五輪代表の千田健太(宮城ク)は準々決勝でアテネ五輪銅メダルのアンドレア・カッサーラ(イタリア)に敗れ、日本勢最高の7位だった。

 同じく北京五輪代表の太田雄貴(京都ク)は決勝トーナメント3回戦で崔秉哲(韓国)に敗れて10位。市川恭也(警視庁)は同2回戦で世界選手権覇者のペーター・ヨピッヒ(ドイツ)を破ったが、準々決勝で崔に敗れた。決勝はカッサーラが崔を下して優勝した。
 女子フルーレ団体の日本は8位に終わった。

 ≪千田 銀メダリスト破る≫決勝トーナメント3回戦でアテネ五輪銀メダルのサンツォ(イタリア)を破る健闘を見せた千田は「大きな自信になった」と北京五輪へ確かな手応えをつかんだ。
 だが準々決勝では同じイタリアのカッサーラにリーチの違いで対抗できず、力尽きた。身長1メートル70の千田に対し、優勝した同五輪銅メダルのカッサーラは1メートル93。「もっと攻撃の幅を広げ、新しい技を開発しないと北京で身長差の違う選手に勝つのは厳しい」と口元を引き締めた。

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2008年5月11日のニュース