“代表対決”渡辺スプリント連覇/全日プロ

[ 2008年5月11日 20:07 ]

 自転車の全日本プロ選手権トラック種目は11日、奈良競輪場で行われ、北京五輪代表同士の対戦となったスプリント決勝は渡辺一成(福島)が北津留翼(福岡)を2―0で破り、2年連続2度目の優勝を決めた。ケイリンは元スピードスケート五輪代表の武田豊樹(茨城)が3連覇した。

 四千メートル個人追い抜きは内田慶(栃木)が6連覇。千メートルタイムトライアルは稲垣裕之、二万メートルポイントレースは四宮哲郎と、いずれも京都勢が制した。チームスプリントは四国、四千メートル団体追い抜きは関東が優勝した。

 ≪「年下の北津留には負けたくなかった」≫スプリント決勝で五輪代表チームの先輩の意地を見せた渡辺は「年下の北津留には負けたくなかった。集中力を切らずにレースに臨めた自分を褒めたい」と2年前のアジア大会の金メダリストを相手にタイトルを防衛し、ホッとしていた。
 決勝は2度ともゴール寸前で渡辺が外からかわす大接戦。昨年に続き2位に終わった北津留は「勝つには先行策しかなかった。仕方ない」とサバサバしていた。

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2008年5月11日のニュース