水本組、鈴木は出場枠逃す/五輪最終予選

[ 2008年5月11日 20:45 ]

 カヌーのフラットウオーター北京五輪アジア最終予選最終日は11日、石川県小松市の木場潟カヌー競技場で男女6種目の決勝を行い、男子カヤックペア五百メートルの水本圭治(大正大)松下桃太郎(石川県協会)組は1位のカザフスタンのペアと0秒176差の2位だった。同シングル五百メートルの鈴木康大(滋賀レイクスターズ)は3位に終わり、ともに五輪出場枠を逃した。

 女子カヤックペア五百メートルで、ドーハ・アジア大会銀メダルの北本忍(富山県体協)竹屋美紀子(山形・谷地高教)組は2位だったが、日本カヌー連盟は9日の女子カヤックフォア五百メートルで五輪出場権を獲得した北本ら4選手に、同五輪のシングルとペアでも出場権があることを国際連盟と確認した。

 ≪0秒176及ばず…≫期待の新鋭ペアの挑戦は、わずか0秒176差で及ばなかった。松下は「最後は体が動かなかった」と唇をかみ、水本は「悔しい」と天を仰いだ。
 中盤までの劣勢が最後に響いた。スタート装置の不具合により仕切り直しを強いられ「風も強かったし、体が冷えた」と水本。20歳ペアは経験の少なさが災いした。4年後に持ち越した夢の実現へ、松下は「次もこのペアで狙う」と気持ちを前に向けた。

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2008年5月11日のニュース