愛ちゃん準決勝で敗退…満身創い

[ 2008年2月10日 06:00 ]

準決勝敗退に眉間にシワを寄せる福原

 卓球のジャパン・トップ12大会は9日、都内の代々木第2体育館で行われ、08年北京五輪代表に内定している福原愛(19=ANA)は準決勝で敗退。1月の全日本選手権前に肉離れした右太腿に加え、左ひざ、右肩、右ひじに痛みを抱えていることが判明し、24日に開幕する世界選手権団体戦(中国・広州)に向けて暗雲が立ちこめてきた。

 福原の左ひざには目立たない肌色のテーピングが施されていた。「よっぽどのことがない限り巻かない」と話していることから強い痛みを感じているのは明白。右肩と右ひじも痛めているが、世界選手権が迫っているため治療に専念することは不可能だ。「少し攻めすぎたけど思い切ったプレーはできた」と大会を振り返った福原だが、故障を抱えてプレーするのは3歳で卓球を始めてから初。大舞台でエースの責任を果たすためには、痛みに打ち勝つしかない。

 ≪早大は休学せず≫福原が休学はしないとの意思を早大側に伝えたことが分かった。昨春に早大スポーツ科学部に入学も、日本代表の海外遠征や合宿で講義への出席が難しい状況。家族は休学も考えて早大関係者と話し合いを重ねてきたが、福原自身が学業との両立に強いこだわりを持っているため、可能な限り出席し、リポート提出などで単位取得を目指すこれまで通りのやり方を続けることにした。

続きを表示

2008年2月10日のニュース