吉田 アジア選手権に出る!

[ 2008年2月10日 06:00 ]

栄監督のアドバイスを受ける吉田(上)

 レスリング女子55キロ級北京五輪代表の吉田沙保里(25=綜合警備保障)が3月のアジア選手権(韓国)出場を決断した。東京・北区のナショナルトレーニングセンターで行われている強化合宿で「北京のマットに不安を残して上がりたくなかった。出ると決めました」と明かした。1月の国別団体戦W杯で連勝が119でストップ。当初は「北京前にもう一度負けたら…」と不安もあり、同大会は視察だけの予定だった。しかし、父・栄勝さんに「北京の前にもう一度外国人と戦っておいたほうがいい」とアドバイスを受けて、気持ちを切りかえた。「今取り組んでいるタックル返しへの対応策も試したい」と意欲は十分だ。

 ≪浜口 技に関しては「秘密です」≫女子4階級でただ1人五輪出場枠を獲得できていない72キロ級の浜口は緊張感たっぷりだ。五輪切符の懸かる3月のアジア選手権を前に海外のライバルへの情報漏れを警戒し、技に関する質問には「秘密です」とノーコメント。「勝ちたい気持ちだけです。アテネの代表4人のうち3人は既に決まっている。早く3人に追いつきたい」と悲壮感を漂わせていた。

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2008年2月10日のニュース