藍 首位と3打差13位で最終日へ

[ 2008年2月10日 06:00 ]

18番、バーディーパットを沈めガッツポーズする宮里藍

 欧州女子ゴルフツアーのANZレディース・マスターズ第2日は9日、オーストラリア・ゴールドコースト ロイヤル・パインズ・リゾート(6443ヤード、パー72)で行われ、宮里藍(22=サントリー)は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算5アンダーで首位に3打差の13位に浮上した。課題の1Wに不安定さは残っているものの、優勝を狙える順位で最終日を迎える。横峯さくら(22=エプソン)は71で通算3アンダーの30位。カリー・ウェブ(33=オーストラリア)ら3人が通算8アンダーで首位に並んでいる。

【Go!アスリート 宮里藍


 自分のプレーに集中していたら、自然と順位は上がっていた。13位まで浮上した宮里は「あまり上位に来てる感じはしないし、それだけプレーに集中できてるんだと思う」と白い歯を見せた。

 唯一スコアを気にしたのは最終18番のグリーン上だけ。スコアボードを見ると前の組のデービースが5アンダーでホールアウトしていた。「いつも仲良くしてもらってるので、最終日は一緒に回りたかった」。残り157ヤードから6Iで3メートルにつけたバーディーパットを沈め、デービースとの同組を勝ち取った。

 「ゴルフに集中するためオフを充実させたい。煮詰まってしまうとゴルフにもよくない」。今季はツアーメンバーとのバスケットボールやヨガを始めるなど“課外活動”を充実させる考え。前夜もショッピングでリラックス。オンとオフでメリハリをつけ、ゴルフへの集中力を高めている。

 スランプ脱出の糸口をつかむための今季初戦だったが、首位と3打差。「今週の目標は特に順位ではない。勝っても勝てなくてもいいかな」。気のないそぶりをしながらも最後に「勝てたら一番いいけど」と笑顔で付け加えた。

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2008年2月10日のニュース