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降格危機の新潟 長谷川“原点回帰”で14戦ぶり勝利を!「自分が楽しまなければ見ている人も楽しくない」

[ 2025年10月4日 04:30 ]

エースとして14試合ぶりの勝利を誓う新潟・長谷川
Photo By スポニチ

 4勝9分け19敗で最下位に沈む新潟は、4日にホームで明治安田J1リーグ第33節の岡山戦に臨む。3日は新潟・聖籠町のアルビレッジで最終調整。ここ13試合で勝ちがなく(2分け11敗)、J2降格の危機に陥っているが、エースのMF長谷川元希(26)はサッカーを楽しみ、笑顔でプレーして14試合ぶりの勝利を目指すことを誓った。

 岡山戦に向けた最終調整で、時折笑顔も見せた長谷川。13試合も勝ちがなく、ピッチでは険しい表情ばかりが目立つが「まずは自分が楽しまなければ見ている人も楽しくない。そこをもう一回、やっていきたい」と前向きな思いを口にした。

 今季はチームで唯一、ここまでの全32試合に出場。出場時間の2626分、6得点もチームトップだ。肉体強化、スプリントなど走力を意識したプレーに取り組んだ結果、名実ともに中核選手へと成長した。前線では惜しみなくプレスに走り、相手最終ラインの背後を突く動きを繰り返す。だがチームは6月に監督が代わり、7月に移籍で選手が大きく入れ替わり戦術も変化。連係面で周囲と息が合わず、得点は5月18日の岡山戦が最後だ。

 シーズン後半はピッチ上で首をかしげて表情を曇らせる姿が目立つ。「他の選手が試合に出た方がいいサッカーができる可能性もある」とまで考えたこともあった。中心選手として低迷の責任を強く感じていることで、薄れていたのがプレーを楽しむこと。一般公開された今週の練習でサポーターに「笑顔でサッカーをしてほしい」と声をかけられ、改めて「楽しむことを忘れてはいけない」と意識するようになった。

 残留圏内の17位・横浜Mとの勝ち点差は10。残り6試合でJ2降格のXデーは刻一刻と迫り「笑える状況ではない」のは確かだが、相手との駆け引きなど攻撃は楽しむ余裕がなければ得点は生まれない。前節のG大阪戦ではアシストも記録し、好調は維持している。

 長谷川は「入さん(入江監督)が誰よりも苦しい思いをしている。サポーターもそう。苦しんでいる人たちのためにも、笑顔を届けたい」と誓う。サッカーは楽しむもの。原点回帰した男が、自身17試合ぶりのゴールを決めて勝利をもぎ取る。(西巻 賢介)

 ○…岡山は11勝7分け14敗で現在12位。新潟にはリーグ戦の直近9試合で5勝4分けと負けなしだ。クリア数、ブロック数はリーグ1位、空中戦数は2位。体を張った守備から奪ったら、はっきりと蹴り出してくる。攻撃は30メートルライン(相手陣のエンドラインを30メートル自陣側に平行移動させたライン)進入数はワースト2位と少ないが、クロス数はリーグ4位で、浅い位置からでもクロスを供給してくる。

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