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日本代表 堂安が警笛「通用しない時にやめる潔さも必要」 主導権握るの理想もこだわり過ぎると危険

[ 2025年9月7日 05:00 ]

7日11時からメキシコと国際親善マッチ

<サッカー日本代表練習>MLBのアスレチックスの前本拠地であるオークランド・コロシアムで気分が野球モードに?(左から)菅原、堂安、板倉の前で投球モーションを見せる森保監督(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は6日(日本時間7日午前11時開始)、国際親善マッチでメキシコ代表と対戦する。アジア以外との対戦は約2年ぶり。世界の強豪にもW杯アジア予選と同様に主導権を握るスタイルで挑むが、MF堂安律(27=Eフランクフルト)はボール保持率にこだわり過ぎる危険性も指摘。理想を追い続けるか否か。1年後のW杯へ、4連敗中の中米の雄との対戦は、森保ジャパンの今後を左右する重要なテストとなる。

 かたくなにならないよう、攻撃の軸を担う堂安が手綱を握った。22年W杯カタール大会後の第2次森保ジャパンは主導権を握るサッカーを掲げる。アジア最終予選は1試合を除きボール支配率で上回る圧倒的な強さで勝ち抜いた。来夏のW杯に向け、世界的強豪にも同様のスタイルで挑む方針。メキシコ戦は絶好の試金石だが、背番号10は「ボールを持つことは一つの手段。明日の試合で通用しない時にやめる潔さも必要」と冷静に分析した。

 22年W杯は圧倒的にボールを握られたドイツ戦、スペイン戦に勝利。唯一支配率で上回ったコスタリカ戦に敗れた。今回と同様に世界最速で出場権を獲得した14年W杯ブラジル大会は本田、香川、長友らが優勝を目標に設定。主導権を握るスタイルを志したが、通用せず1次リーグ1分け2敗で敗退した。堂安は「佑都君(長友)がブラジルの経験を選手に伝えてくれている。彼の存在は大きい」と説明。11年前の教訓を生かさない手はない。

 開催地はメキシコ系住民が多く入場券はほぼ完売。4万5000人超の観衆が見込まれ、完全アウェーになる見通しだ。堂安は「W杯では守る時間帯も絶対ある。メキシコ戦が終わって分析して、ボールを持てなかった場合はどういう選択肢があるのか、試行錯誤する必要がある」とチームづくりの分水嶺(ぶんすいれい)になる一戦と位置づけた。理想を持ちつつ、現実と向き合い柔軟に折り合いをつけていく。(木本 新也)

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