×

町田ユース、プリンスリーグ初昇格目指し7日からリーグ後半戦へ 中山監督「一歩ずつ」

[ 2025年9月6日 13:00 ]

オンラインで取材に応じた町田ユースの中山監督

 J1で優勝争いを演じるFC町田ゼルビアではトップチームだけでなく、ユースチームも最高峰の舞台へ少しずつ歩みを進めている。現在はT1リーグ首位を走り、プリンスリーグ初昇格を目指す。7日のリーグ戦再開となる大成高戦(ニチブンサクラフィールド)を前に中山貴夫監督(51)がオンラインで取材に応じ、意気込みと今後の展望を語った。

 「ここ数年、ゼルビアユースが目指すサッカーがより多くの時間でできているが、他チームから対応されている。対応されていることの上をいかないと苦しいゲームが続くと思う。この夏で各チームがレベルを上げているので、自分たちの質をしっかり出せるようにやっていきたい」

 就任4年目の中山監督はボール保持スタイルをベースに攻守で仕掛ける積極性をチーム方針に掲げて指導してきた。戦力差が拮抗(きっこう)するT1リーグで今季は前半戦6勝2分け1敗の勝ち点20で首位に立つ。「東京都は素晴らしいチームが多い中で、なんとか首位にいることができている。昨年からの積み上げができていて、選手が頑張ってくれている」と振り返る。チームトップの5得点をマークしているFW原櫻太(2年)が攻撃陣をけん引している。

 先月は韓国遠征に臨んだ。現地チームと対戦し「相手は体の大きさとかスピード、個々の運動能力が高かった。自分たちがボールを持って主導権を握るサッカーをやるうえで非常にいい相手だった。押し込まれた中、自分たちが相手を見て判断していくところが出始めた時にフィジカルを上回ってゲームを進められた。この経験は選手たちの大きな自信になったと思う」と好感触を得た。

 町田のアカデミーが掲げるコンセプトは「うまい」「賢い」「タフ」。そのために「まずは適切な努力を自主的にできるかどうか。そういった選手をより多く育てていく。問題発見能力、問題解決能力は社会に出ても大きなところ。選手たちが自覚して取り組めるように促している」と言う。

 J1で躍進するトップチーム同様にユースもステップアップを目指す。「やはり、まだゼルビアのユースは他クラブと比べるとまだ後発的なチーム。すぐに世代別代表に入っていける選手が存在するかと言うと、まだままだ難しいのが現実だが、下の年代からスカウトを置いて“町田のトップでヒーローになる選手を育てていこう”と取り組んでいる段階。ここ何年間で年代別代表選手が出てくれたらうれしい」と中山監督。7月にはジュニアユースのFW阿部圭吾(15=中学3年)がU―15Jリーグ選抜に選出され、リバプールU―15戦で先制弾を放つなど育成方針が着実に実を結んでいる。

 将来的に町田ユースから世代別代表を輩出するためにも上位カテゴリーで戦い続けることが重要だ。まずはプリンスリーグ初昇格へ「一歩ずつ、しっかりカテゴリーを上げていかないといけない」と決意を示した。

 ◇中山 貴夫(なかやま・たかお) 1974年(昭49)7月20日生まれ、山梨県生まれの51歳。現役時代は韮崎高を卒業後、富士通サッカー部(JFL)やブレイズ熊本、アルエット熊本(JFL)でプレー。07年から指導者キャリアをスタート。ロアッソ熊本ユース監督などを経て22年から町田ユース監督に就任した。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年9月6日のニュース