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三戸 初陣アシスト!激戦区左サイドで名乗り 164センチ小兵も苦にせず「小さいことを武器にしたい」

[ 2025年6月11日 04:30 ]

サッカー26年W杯北中米大会アジア最終予選最終第10戦   日本6-0インドネシア ( 2025年6月10日    パナソニックスタジアム吹田 )

<日本・インドネシア>前半、ボールを運ぶ三戸(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は最終戦でインドネシアを6―0で圧倒した。背番号10をつけたMF久保建英(24=レアル・ソシエダード)が代表初のキャプテンマークを巻き、前半19分に右足で2点目をマーク。1得点2アシストと攻撃をけん引し、最終予選白星締めに導いた。MF鎌田大地(28=クリスタルパレス)の先制点をアシストしたMF三戸舜介(22=スパルタ)ら、初招集組も存在感をアピール。11日で開幕まで1年を迎える26年W杯北中米大会に向け、新旧戦力が融合した。

 激戦区の左サイドで新星が名乗りを上げた。この日がA代表デビューとなった22歳の三戸だ。「この試合が最後にならないように」と前半15分、あいさつ代わりの初アシストを記録する。左サイドで隙を突いて抜け出しボールを受けると、ペナルティーエリア手前から右足でクロスを送った。「練習からもああいうインスイングのクロスを狙っていた」という絶妙な浮き球でMF鎌田の先制ヘッド弾を演出。「自分の特徴を出して得点に関わろうと思っていたのでうれしい」と安堵(あんど)した。

 左ウイングバックはMF中村や今回招集を見送られたMF三笘(ブライトン)ら実力者がひしめく中で、サイズは1メートル64と小柄ながら確かな存在感を放った。過去に低身長が悩みだったが、いつしか唯一無二の武器に変わった。だから矜持(きょうじ)がある。「子供たちに“これくらい小さくてもできるんだよ”というのは、やっぱり示していきたい。小さいことを武器にしたい」。スパルタでは今季途中から先発に定着。オランダ1部でもまれ、A代表入りをつかんだ。

 主力を担った昨夏のパリ五輪準々決勝でスペイン戦に敗退後、胸に刻まれた言葉がある。U―23代表の大岩剛監督から伝えられた「(パリ五輪組から)サムライブルーに一人でも多く入っていることが私の望み。成長した姿も見せてほしい」という思いだ。

 まずは確かな一歩を踏み出したが「得点が取れたら一番良かった」と反省も忘れない。見据えるは代表初ゴール、そして1年後の大舞台へ。小さな体には、誰にも負けない大きな志が詰まっていた。(滝本 雄大)

 ◇三戸 舜介(みと・しゅんすけ)2002(平14)年9月28日生まれ、山口県宇部市出身の22歳。21年にJFAアカデミー福島から新潟に加入し、23年にクラブ初のベストヤングプレーヤー賞を受賞。24年にはオランダ1部スパルタに完全移籍。同年夏にパリ五輪本大会に出場し4試合2得点。1メートル64、60キロ、利き足は右。

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