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【C大阪FW中島元彦 単独インタビュー】約4季ぶり復帰で新時代の牽引者に…胸に刻む清武からの言葉

[ 2025年2月14日 06:00 ]

C大阪・中島元彦

 33年目のJリーグがきょう14日に開幕する。注目の開幕カードに選ばれたのは、G大阪―C大阪(パナスタ)の大阪ダービー。G大阪の“至宝”FW宇佐美貴史(32)とC大阪の“ガンバキラー”FW中島元彦(25)のキーマン2人が、本紙の単独インタビューに応じた。

 新しいC大阪の時代を背負うため、中島は4季ぶりに復帰した。復帰後のリリースでは「チームを離れたレジェンドの方々の意思も背負って」などとコメント。J2仙台への3年間の武者修行を経て、桜のユニホームに全てを捧げる覚悟を示した。

 「自分がトップチームに昇格する前年度に初めてC大阪が初タイトルを獲得。その時のメンバーが昨年限りで引退したり、チームを離れたりした。先輩たちの背中を追いかけてきましたし、“C大阪とはこうあるべきだよ”と目標となる姿勢を見せてくださった。だから自分たちが成長して、次は自分たちがという気持ちです」

 チームは17年にルヴァン杯と天皇杯の2冠獲得。当時メンバーは柿谷曜一朗(引退)、丸橋祐介(引退)、山下達也(引退)、清武弘嗣(J2大分へ完全移籍)らだった。「可愛がってもらいましたし、ショックだった。まだできるだろうという気持ちの反面、お疲れ様でしたという気持ちです」。先輩たちの足跡を汚さないように、そして牽引できるように、今季の背番号は柿谷や清武らも付けた13番にした。

 「22年、自分から“13番が欲しい”とお願いして付けさせてもらった。でも上手くいかなくて仙台に期限付き移籍しました。翌年からキヨくん(清武)が13を付けることになったのですが“預かっとくから。成長しろよ”と言われたんです。そしてキヨくんが大分に移籍する時に“頑張れよ”と言ってくれた」

 仙台では昨季プレーオフも含めて40試合出場15得点5アシストをマーク。そのお手本にしてきたのも柿谷や清武ら先輩たちだった。

 「ずっと見てきたし、できる範囲で真似したり参考にした部分もある。アシストの部分やキックはキヨくん。良いところを見てましたし、そういう出し方もあるんだと思いました。それを届ける技術もあった。ゴール前の動き出しの部分やタイミングは曜一郎くんを参考にしていた。ただトリッキーなプレーは自分あんましないんで真似できないことが多すぎましたが…(笑)。ボールのさばき方、ボールを持っている時に何をすべきかを見ていたし、自分の中に取り込めるものは取り組んでいきました」

 その成長を見せるのがリーグ開幕G大阪戦だ。C大阪U―23に所属していた18、19年にはG大阪U―23戦で2年連続弾。21年にはトップチームでも1得点を挙げた。

 「ダメな時はダメですけど、良い方向に動くことが多いし、運も良いのかな。常にやる気は出していますし、気持ちも乗せているんですけど、神様が良い贈り物してくれているんじゃないかなと思います。お世話になった人に対しての恩返しもしたいし、お互いに“大阪は自分たち”というのは絶対に持っている。気持ちと気持ちのぶつかり合いを、自分たちがピッチでやれるのは光栄なこと。多くの人の気持ちを背負っているのを自覚しながらプレーしなきゃいけない」

 印象に残っている大阪ダービーは高橋大輔が終了間際に決勝点を叩き込んだ11年のACL決勝トーナメント1回戦と、元ウルグアイ代表FWフォルランが直接FKを決めた14年のリーグ戦。まずは開幕戦のピッチに立つことが大事になるが「気負い過ぎず、その中でインパクトを残せたらベスト」と笑った。

 ◇中島 元彦(なかじま・もとひこ)1999年(平11)4月18日生まれ、大阪市東淀川区出身の25歳。C大阪アカデミーで育ち、18年からトップチーム昇格。20年にJ2新潟へ育成型期限付き移籍。21年にJ1デビューを果たし、22年4月にJ2仙台へ育成型期限付き移籍した。J1リーグ通算12試合出場2得点。J2リーグ通算138試合出場28得点。1メートル70、66キロ。利き足は両足。

 〇…オーストラリア出身のパパス新監督は翌日のG大阪戦に向けオンラインで対応。「いよいよ始まる。自分たちのやりたいサッカーが明確にある。自分たちの流れで試合に入れるかがポイント」と意気込みを語った。新主将に任命されたMF田中も「開幕戦ダービーで注目度が高いですし今年は凄く気合が入る」と気合十分。加入2年目のボランチは昨年のFC東京戦に続く2年連続での開幕弾を狙う。

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