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WEリーグ・新潟 有終の3発 4戦ぶり白星 FW起用の川澄主将が先制弾

[ 2024年5月26日 04:25 ]

先制ゴールを挙げた川澄(WEリーグ提供)
Photo By 提供写真

 新潟レディースは、アウェーでマイナビ仙台に3―1で勝利し、リーグ最終戦を締めくくった。前半10分にMF川澄奈穂美(38)のゴールで先制。29分に同点にされたが、1―1の後半38分にMF石田千尋(22)が勝ち越しゴールを決めると、42分にはMF川村優理(35)のダメ押し弾で逃げ切った。4試合ぶりの勝利で勝ち点を41とし、4位で今季を終えた。

 チーム一丸となって4試合ぶりの勝利をもぎ取り、目標の一つだった勝ち点40をクリアした。橋川監督は「同点にされても自分たちから崩れることなく、最後は交代で入った選手たちが勢いをつけてくれて得点することができた。チーム一丸の勝利」と底力を見せた選手たちの頑張りを称えた。

 前半10分。この日FW起用された川澄が、MF滝川の右サイドからのクロスが相手DFに当たったこぼれ球に反応して先制ゴールを決めた。「こぼれ球をみんなで詰めていて、杉田がうまくブロックしてくれたので蹴り込むことができた」とFW起用に見事応えた。 1―1の後半38分には石田が続いた。細かくパスをつなぎ、相手に当たったこぼれ球を「もしかしたらこぼれてくるかも?と思って上がったら私のところに来た」と左足を振り抜き、勝ち越しに成功。さらに42分にはCKからDF三浦、石田とヘディングでつないだこぼれ球を最後は川村が右足で押し込みダメを押した。

 チームは終盤にきて日テレ東京V、INAC神戸、WEリーグ杯を制した広島に3連敗し失速。最終節を待たずして4位が確定したが、指揮官は試合前に「もう一度、心の灯を燃やそう。灰になってもいいから勝負していこう」と鼓舞。トップ3入りはかなわなかったが、勝ち点は当初の目標だった40を超える数字をつかみ取り、躍進のシーズンを締めくくった。
   

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