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U―23日本代表 パリ五輪OA枠難航…冨安、板倉、町田、田中碧の招集を断念

[ 2024年5月26日 05:00 ]

日本代表の冨安(左)と板倉
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 今夏のパリ五輪に出場するU―23日本代表のオーバーエージ(OA)枠に関し、日本協会(JFA)が有力候補に挙げていたDF冨安健洋(25=アーセナル)、板倉滉(27=ボルシアMG)、DF町田浩樹(26=サンジロワーズ)、MF田中碧(25=デュッセルドルフ)の招集を断念したことが25日までに明らかになった。関係者によれば、JFAが今月末までに国際サッカー連盟(FIFA)に提出する予備登録メンバー50人のリストから外れたという。

 五輪は開催時期が国際Aマッチウイーク外で、招集には各クラブとの交渉が必須。冨安に関しては長いシーズンの疲労蓄積が考慮され、他の3選手については今夏の移籍が有力視されているため、各所属クラブが派遣を拒否したという。

 一方で、同じく有力候補だったMF遠藤航(31=リバプール)がDF谷口彰悟(32=アルラヤン)らとともに大枠リスト入りしたもよう。関係者によれば、遠藤自身が出場に強い意欲を見せているようで、クラブとの交渉次第では世代で出場した16年リオ五輪、OA枠で出場した21年東京五輪に続く日本史上初の3大会連続出場が実現する可能性がある。

 今後は6月の米国遠征後に各クラブと本格交渉に入る見通し。パリ五輪世代の久保や鈴木唯もクラブの派遣拒否により招集を断念した中、JFAは目標のメダル獲得へ粘り強く交渉していく。

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