J1福岡DF奈良　クラブJ1通算100勝目へ次戦アジア王者・浦和戦「興梠選手に好きにやらせない」

あと1勝に迫るクラブJ1通算100勝目達成に意気込むDF奈良
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　J1福岡が17日、福岡市内で次戦20日ホーム浦和戦に向けての公開練習を行った。

　前節はホームで鳥栖との九州ダービーに挑み、数的有利を生かせずスコアレスドロー。今季最多1万3千人超の観客にゴールと勝利を届けられなかった。その悔しさをアジア王者・浦和からの白星で晴らし、あと1勝に迫るクラブJ1通算100勝目の達成を狙う。

　DF奈良竜樹（29）はまずアジアの頂点に立った浦和に敬意を表した。「強くないと成し遂げられないこと。僕もこれまでACLを経験して優勝に届かなかった。それを何度も成し遂げている。クラブに受け継がれている強さっていうのは変わらないと思うし、サポーターの熱量も含めて強いクラブだなと思っています」。

　浦和については「GKからFWまで質の高い選手がそろっている」と警戒。特に奈良自身が「今まで結構やられている」と名を挙げるのは相手のベテランFW興梠。プレーの印象を「あまりCBの土俵で戦わせてくれないというか、常に近くにいない感覚がある。点を取る肝を抑えている」と話し「個人的にも興梠選手に好きにやらせないところはポイント」と意気込んだ。

　お互いに堅い守備が持ち味の中、勝利に向けて「自分たちが我慢して接戦の中で一瞬の隙を突けるか。0失点をいかに試合の中で継続できるか」と話し「ベタ引きするんじゃなくて勇気を持って戦いたい」と誓った。