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【Jトピ~データで読み解く】川崎F高井がU―20W杯で飛躍へ J1デビュー即通用した守備力

[ 2023年5月17日 06:00 ]

川崎F・DF高井
Photo By スポニチ

 U―20日本代表は、20日から開幕するU―20W杯アルゼンチン大会に臨む。今回は選出された国内組メンバーに注目。J1で活躍を見せている選手達を紹介していく。

 今代表で最も勢いに乗っているのが川崎FのDF高井幸大(18)だ。高校在学中の昨季プロ契約した1メートル92の大型CBは、4月15日の名古屋戦でリーグ戦デビューを果たすと、代表合流直前の今月7日鳥栖戦まで5試合連続フル出場。守備プレーの総合値とされるCBI(クリア+ブロック+インターセプト)は計32回でこの5戦合計ではチーム最多、J1でも通用する守備力を見せた。鳥栖戦ではチームを2試合連続の無失点、3連勝に導く活躍。前半16分には自陣DFラインからグラウンダーの速いパスを脇坂に付けて、マルシーニョのシュートにつなげるなど、足元の技術を生かした縦パスへの意識も高い。

 3月のU―20アジア杯で主将を務めたFC東京MF松木玖生(20)は、昨季高卒ルーキーながら、J1開幕戦にいきなり先発デビューし、シーズン通して活躍。今大会に臨むJ1メンバーの中で最多の7試合に出場している。フィジカルの強さに加え、攻守に幅広く動き、4月29日の新潟戦では今季全選手7位、チーム最長の13・43キロをマークした。

 横浜MF山根陸(19)はボランチが主戦場も、今季はケガ人の影響もあり先発した4試合全て右SBでの出場。複数ポジションをこなし、プレースタイルも広がっている。首位神戸に3―2で逆転勝利した4月22日の試合では序盤のミスなどで2失点に絡んだが、積極的に味方のボールを要求。この試合のパス受け回数はチームトップの51回で、同点ゴールの起点になるなど、めげずに立て直す修正力が光る。

 Jリーグで成長を続ける若き日本代表の、世界を舞台にした飛躍に期待したい。(データ提供・データスタジアム)

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