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新潟・三戸 1カ月早い父の日弾狙う J1初ゴールから2戦連発で上昇気流に乗せる

[ 2023年5月17日 04:25 ]

練習に取り組む新潟・三戸
Photo By スポニチ

 J1新潟はオフ明けの16日、聖籠町のアルビレッジで20日のアウェー鳥栖戦に向けた練習を行った。14日の横浜戦(○2―1)で決勝弾となるJ1初ゴールを決めたMF三戸舜介(20)は、2戦連続ゴールに向けて好調を維持。ここから自身のゴールでチームを上昇気流に乗せようと気合十分だ。

 横浜戦の強烈な決勝弾から2日経過したが、サポーターの熱気は収まらなかった。練習が公開されたこの日は約250人が詰めかけ、サインや写真撮影などのファンサービスが行われた。三戸は大勢のサポーターから「ナイスゴール」や「感動して涙が出た」と祝福され、改めてJ1初ゴールの喜びをかみ締めていた。

 既に気持ちは切り替えている。オフには「コナン(映画)を見に行ってリフレッシュできたし、J1初ゴールでLINEのメッセージが半端なくて返信するのが大変でした」と苦笑い。だが、すぐに真顔に戻って「これで終わりじゃないし、たかがまだ1点。涼太郎君(伊藤)は7点も決めているからまだまだ。むしろここからだと思っている。自分らしいゴールが決まって、ここから乗っていけるようにしたい」と全体練習後には恒例の居残りシュート練習を行う姿があった。

 これまでも居残り練習では、田中達也コーチと横浜戦で決めたミドルシュートの形をずっと練習していた。「蹴り方だったり腰の回し方とか教えてもらって、なかなか決まらなかったんですけど、やり続けて良かったし、達也さんに感謝です」。田中コーチからも「ここからだぞ」とさらなる飛躍に向けハッパをかけられた。

 20日のアウェー鳥栖戦には山口県に住む父・修以知さんが観戦に駆けつける予定だ。父とは頻繁に連絡を取っており、なかなかゴールが決まらなかった時にも「いつかは入るよ」と励ましてくれたという。「素人なんですけど、自分がサッカーを始めたらいろいろ研究するようになってアドバイスが監督と同じだったり、言っていることが結構当たるんですよ」と父の助言には素直に耳を傾けている。「いつもは父が見に来るとなかなか活躍できないんですけど、鳥栖戦はあんまり意識しないで父の前でゴールを決めたい」と1カ月早い「父の日」のプレゼントを狙っている。

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