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京都DF福田心之助が“大物記者”にタジタジ

[ 2023年5月17日 16:02 ]

京都DF・福田心之助
Photo By スポニチ

 京都の大卒ルーキーDF福田心之助(22)が“大物記者”にタジタジになった。高校卒業まで育った古巣・札幌戦(19日)を前に取材を受けている時だった。「サンガにきて4カ月ほど経つが、プレー強度には自信が付いてきた。最近はクロスでのチャンスとか…」と言いかけると、「やり直し」と野太い声。福田の視線の先には、報道陣の背後から鋭い目を向けるチョウ貴裁(ちょうきじぇ)監督(54)の姿があった。

 その威圧感に負けじと福田も「70分くらいまでは強度を保てているけど…」と言葉を続けたが、再び「嘘を言うのは良くない。鹿島戦は開始0分から強度を出せなかった。そこから言わないと」とかぶせてきた。厳しい指摘に福田は「いや…嘘じゃないです。嘘じゃないですけど良いことを言おうとしてしまいました」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 福田はリーグ開幕・鹿島戦でスタメン出場を果たしたが、その後10試合はベンチ外。直近2試合でベンチ入りを果たし、7日の横浜戦では強烈なミドルでプロ初得点を挙げた。当然このやりとりは冗談で、指揮官も「元々、力はあった。それをプロの舞台で出せるようになってきた。その自信が次につながっている」と高いポテンシャルを認めている。

 チームはリーグ5試合勝ち星がなく14位まで後退。だが指揮官も選手も過度な悲壮感はない。リーグトップ29得点を挙げる札幌にも真っ向から対峙し、浮上のきっかけを掴む。

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