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札幌 明大MF田中克幸獲得 大学屈指の攻撃的レフティー 帝京長岡で選手権4強

[ 2023年5月17日 11:05 ]

コンサドーレ札幌に加入することが分かった明大の田中(C)明大スポーツ
Photo By 提供写真

 コンサドーレ札幌が明大4年のMF田中克幸(21)を獲得することが16日、分かった。視野が広く、中盤を支配できるレフティーで、帝京長岡時代から注目を集めてきた。近日中にも来季の入団内定が発表される見通しだ。クラブは3月22日に大体大3年のMF木戸柊摩(20)が25年シーズンから加入を発表しており、これで2人目となった。

 大学屈指の逸材が加入する。田中は沖縄キャンプ中の1月27日に、既に内定が出ているMF木戸とともに、チーム練習に参加。そこでのプレーが、クラブとペトロヴィッチ監督の高い評価を受けた。

 広い視野を持ち、圧倒的な足元の技術を生かし、中盤を支配できるレフティーだ。長短のパスでゲームを組み立て、ドリブルやシュートも一級品の攻撃的MFだ。帝京長岡時代からプロの誘いを受けていたが、明大に進学。課題だった守備にも磨きをかけ、同大ではボランチとしてプレーの幅を広げてきた。

 全国高校選手権では新潟県勢初の4強進出に貢献し、大きな注目も浴びた。準決勝では当時青森山田1年のMF松木玖生(FC東京)と相まみえ、1―2で敗れたが、ドリブルで独走しての3人抜きゴールは観客の度肝を抜いた。クラブは大学3年時の昨年に練習参加の打診をするほどだった。体調不良により実現しなかったが、早くからその才能にほれ込んでいた。

 札幌が採用する3―4―2―1のシステムでは、ボランチか1列前のシャドーの位置が適任となる。チームは現在、首位神戸の28得点を上回るリーグ1位の29得点を挙げる。超攻撃的なサッカーは田中のプレースタイルにもマッチするだけに、大活躍が期待される。

 ◇田中 克幸(たなか・かつゆき)2002年(平14)3月15日生まれ、岡山県出身の21歳。高校は帝京長岡(新潟)に進み、3年時に全国高校選手権大会でベスト4入り。日本高校選抜に選出されるなど、U―17、18日本代表、明大4年時には関東選抜Bに選出。ポジションはMF。1メートル75、70キロ。左利き。

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