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小競り合い“当事者”には出されず ピッチでの撮影で…モヤモヤ残ったイエロー判定

[ 2023年5月4日 16:07 ]

明治安田生命J1リーグ第11節   横浜FC1―0新潟 ( 2023年5月3日    ニッパツ三ツ沢球技場 )

<横浜FC・新潟>後半、横浜FC・小川に後方からタックルされる新潟・三戸(撮影・西海 健太郎)
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 【カメラマンいち押しショット】ホームで今季初勝利を目指す横浜FCと連敗を止めたい新潟の一戦は、後半8分にララが決めた1点を守り切ろうとする横浜FCに新潟が猛攻を仕掛ける展開となった。そんな後半45分に問題のシーンが起こった。

 自陣の深いところから攻撃を仕掛ける新潟は三戸が右サイドのタッチライン沿いでボールをキープする中、横浜FC・小川が後方から激しいタックルを行い、これに怒った三戸が小川を突き飛ばしてしまう。これを受けてピッチ近くで見ていた横浜FCの選手たちも含め両チームイレブンが入り乱れる小競り合いに発展してしまった

 ピッチで撮影していた私は、小川のタックルが明らかに後ろからだったので、「カードは免れないだろうな…」と思っていたら、山下主審がイエローカードを提示したのは何とベンチにいた横浜FC・山下だった。その判定に驚いていると今度はピッチにいる新潟・伊藤にもイエローカードが出された。

 驚きとともに撮影した写真を確認してみると、交代でベンチに下がっていた横浜FC・山下が、小川を突き飛ばした三戸に詰め寄り、その山下を新潟・伊藤が突き倒しているのが画像で確認された。おそらく主審のイエローカードはこの行為に対してのものなのだろうが、この小競り合いの発端となった後方からのタックルを仕掛けた小川や、小川を突き飛ばした三戸にはカードは出されなかった。

 サッカーの判定が難しいのは分かるのだが、このシーンを間近で見て撮影したものとして心にモヤモヤしたものが残ったのも事実で、可能であれば“いちサッカーファン”としてもこの判定に至った理由を聞いてみたいと思った  (写真と文・西海 健太郎)

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