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川崎F 鬼木監督が短時間で京都戦のV弾決めたFW小林悠の“舞台裏”明かす「要求がすごい」

[ 2023年5月4日 16:09 ]

川崎Fの鬼木監督
Photo By スポニチ

 川崎Fは今季初の連勝を飾った敵地の京都戦(○1―0)から一夜明けた4日、7日のホーム鳥栖戦に向けて練習を再開した。終了後に鬼木達監督が取材に対応。京都戦で後半アディショナルタイムに劇的な決勝点を決めたFW小林悠の“舞台裏”について語った。

 後半35分から出場した小林は最終盤、MF大島僚太からの山なりのピンポイントクロスをファーサイドから頭で合わせ、短い時間で値千金の結果を呼び込んだ。指揮官は「練習からずっと(ゴールの)雰囲気があった。(周囲への)要求がすごいので。チームメートもみんな、そういう人が決めるんだなと分かったと思う」と振り返った。

 小林の要求は質が高いという。「他の人だと“ここ出しても大丈夫かな?”というところを要求してくる。あとは“このタイミングしかない”というところを要求されることで、出し手も成長する。それこそ(大久保)嘉人がずっと(大島)僚太に要求していたのと一緒」と話す。

 出し手は一歩タイミングが外れれば失うかもしれないパスより、安全なパスを選択しがち。ただ、それでは双方の質は上がらない。「成長とか目的のゴールのためには、“ここで出さなきゃいけないんだ”とか、“出したら通るんだ”という感覚を全員が持てるようになると全然違うことになる」と、小林の高度な要求が全体の底上げにつながっていることを指摘した。

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