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福岡がリーグ4戦ぶり白星 山岸V弾を佐藤がアシスト

[ 2023年5月4日 05:00 ]

明治安田生命J1第11節   福岡1ー0FC東京 ( 2023年5月3日    ベススタ )

前線で存在感をみせた福岡FW佐藤(左)
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 福岡はホームでFC東京と対戦し、0―0の後半27分、途中出場のFW佐藤凌我(24)の2戦連続となるアシストから、FW山岸祐也(29)が決めてリーグ戦4試合ぶりの勝利を収めた。鳥栖はMF本田風智(21)のゴールで先制するも昨季王者・横浜に1―3で逆転負けを喫した。

 混戦の中でも冷静さが光った。佐藤は後半23分、FW鶴野に変わりピッチに立つと同27分、ペナルティーエリア内で山岸が頭で落としたボールを受けると混戦の中で粘り強くキープ。落ち着いて後ろにいた山岸に再びパスを出し先制弾をアシストした。

 「自分でトラップして打てれば良かったがうまくいかずいい場所にいてくれた祐也くんに出した。決めてくれて良かった」

 山岸は今季リーグ戦5点目に「よく見てくれているので凌我ならパスしてくれると思った。GKの逆をつくいいシュートが打てた」と感謝。「最後まで走り続けてくれて足が動く選手なので出して受けるが身についている」と信頼から生まれたゴールを強調した。長谷部茂利監督も「非常に難しい時間帯に出てチャンスをつくる、守備のスイッチを入れる、FWの役割をしてアシストを決めた。仕事ができる。来てもらって良かった」と絶賛した。

 前節川崎F戦の鶴野の得点に続く2戦連続アシスト。今季最多の観客1万360人に勝利も届けた。チームへの貢献度は高いが、後半34分の技ありシュートが枠をわずかに外れるなどいまだ無得点の結果に納得はしていない。「得点にこだわりたい。何とか次決められるように」。地元・福岡生まれで大きな期待を背負うストライカーは決意を新たにした。(村田 有子)

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2023年5月4日のニュース