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鹿島・FW鈴木優磨 自身初の4戦連続弾でチーム3連勝8位浮上 “優磨システム”バッチリ機能

[ 2023年5月4日 05:10 ]

明治安田生命J1リーグ第11節   鹿島1-0札幌 ( 2023年5月3日    札幌ド )

<札幌・鹿島>前半、先制ゴールを決めポーズする鹿島・鈴木(撮影・高橋 茂夫)
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 明治安田生命J1リーグは各地で8試合が行われ、鹿島は敵地でFW鈴木優磨(27)の自身初となる4試合連続ゴールで、札幌に1―0で競り勝ち、3連勝を飾った。堅い守りで3試合連続無失点と勝負強さも戻ってきた。

 相手に押し込まれ続けた苦しい試合で、やはり頼りになるのは鈴木だった。シュート数、支配率で札幌に上回られたが、鈴木の虎の子の1点を守り切る鹿島らしい、渋い勝ち点3で8位に浮上した。

 2トップの一角、鈴木を機動力のある選手が周囲でサポートし、エースを最前線で得点に集中させる“優磨システム”が機能した。

 前半21分、右サイドのMF名古が鈴木を追い越す動きを開始したところから決定機が生まれた。名古のランニングでフリーになっていた鈴木が相手のパスミスをペナルティーエリア中央付近でカット。そのまま強烈なシュートをゴール右に決め「チームの中で自分の役割がはっきりしている。周りの助けもあって得点できている」と手応えを口にした。

 チームが不振を極め、4連敗して15位まで沈んだ時に飛び出した「鈴木不要論」も黙らせた。岩政大樹監督(41)は「周りが優磨を外せと騒ぎ始めた。凄く難しい選択を迫られた」と明かすが、我慢して使い続けたことで好転の兆しを見せ始めた。

 鈴木はキャリア初の4試合連続得点で得点ランクは3位タイ。すでに昨季の7得点に迫る6得点をマークし、18年のシーズン最多11点に届く勢いだ。中3日のC大阪戦(ヨドコウ)に向け「良くない内容でも勝ち切れたのはプラス。今度は内容も伴った試合をしたい」と前を向いた。

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