スポーツ界もペレ氏を追悼　テニスのナダルや陸上のボルト氏、F1のハミルトンも

ペレ氏（AP）
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　サッカーの元ブラジル代表で「王様」として世界中のファンに親しまれてきた往年の名選手ペレ（本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント）氏が29日、サンパウロ市内の病院で死去した。82歳だった。病院の医師団は死因は大腸がんの進行などによる多臓器不全と発表した。

　サッカーという枠組みを超え、1人のアスリートとして大きな影響を与えてきただけにスポーツ界から次々と追悼の声が上がった。テニスの4大大会で22回の最多優勝を誇るナダル（スペイン）は「スポーツ界の偉人が我々のもとを去った。サッカー界とスポーツ界にとって悲しい一日。彼のプレーを目にする幸運には恵まれなかったが、彼はサッカーの王様だといつも聞かされてきた。安らかに眠れ」と追悼。陸上男子短距離で活躍したボルト氏（ジャマイカ）は「スポーツ界のレジェンド。キング・ペレ、安らかにお眠りください」と発信した。自動車F1シリーズで個人総合優勝7回のハミルトン（英国）は「優れた能力と天賦の才、愛を我々と共有してくれてありがとう。ペレの遺産はこれからも常に、永遠に我々をインスパイアしてくれるだろう」と死を悼んだ。