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中田浩二氏 「4―2―3―1」のシステムが攻守ともに機能していた

[ 2022年9月24日 04:30 ]

国際親善試合   日本2-0米国 ( 2022年9月23日    デュッセルドルフ )

<日本・米国>試合後、吉田と話す森保監督(右)(撮影・小海途 良幹)
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 【中田浩二 視点】アジア最終予選の途中から採用していた4―3―3から、4―2―3―1にシステムを変えたが、攻守ともに機能していた。

 アンカーを置く4―3―3では攻撃的な半面、守る時にアンカー脇のスペースを相手に使われるリスクがある。ダブルボランチにしたことで相手にスペースを与えなかった。コンパクトで連係も取れていて、全体のバランスも良かった。前からのプレスも効いていた。前線でボールを奪ってシュートまで行く場面も多くつくり、守備から攻撃へと良い形ができていた。

 選手の特徴を見て本大会を想定したものだが、アジア最終予選の途中までやっていた布陣でもあり、スムーズにできていた。

 選手起用については、スタメン組が本大会のベースだと思う。トップ下に入った鎌田はボールを引き出すのが巧みで、ゴールを決めた場面も絶妙な位置でパスを受けて決めた。常にゴールに向かってプレーし、得点場面以外にもチャンスをつくったように、自チームでの好調さを出していた。左サイドに入った久保も守備にもしっかり対応していたし、途中出場の三笘も持ち味を出していた。

 森保監督のイメージ通りいい感じで仕上がってきたと言っていいだろう。(元日本代表DF)

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2022年9月24日のニュース