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森保ジャパン、CB麻也&冨安で仮想コスタリカ・米国完封 枠内シュート0で攻撃との連動も

[ 2022年9月24日 04:30 ]

国際親善試合   日本2-0米国 ( 2022年9月23日    デュッセルドルフ )

<日本・米国>後半、競り合う吉田(撮影・小海途 良幹)
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 仮想コスタリカの攻撃を、ほぼ完璧にシャットアウトした。試合を通じて米国に許したシュートはわずか3本で、枠内はゼロ。W杯本番で強豪と対峙(たいじ)するため、森保監督が「良い守備から良い攻撃」を求めた新たな布陣は、守備面でも大きな手応えをつかんだ。

 前半はセンターバックに昨年11月以来となる吉田、冨安のコンビを配置。後半は伊藤を投入して、冨安を19年9月の親善試合以来パラグアイ戦以来となる右サイドバックへ回す並びにした。2―0に点差を広げた後は、伊藤、吉田、冨安の平均身長1メートル87の“山脈”が中央に並ぶ5バックで手堅く守備固め。状況に応じて柔軟に変幻させながら守り切った。

 中でも冨安は約10カ月ぶりの代表復帰で、ブランクを感じさせない好パフォーマンスを披露。「W杯前の最後の活動になるので、1試合目から内容を求めてやらないといけない」と最終ラインから落ち着いてビルドアップの起点となり、前半44分には圧巻の空中戦の強さを見せてFWフェレイラをはじき飛ばした。負傷中のDF板倉不在の不安を感じさせなかった。

 安定した守備は攻撃とも連動した。前半5分、MF遠藤のカットから一気に相手ゴール前まで迫った。先発した1トップの前田は、何度も前線から猛然とプレス。高い位置での守備がはまり、ショートカウンターが生まれた。格上と対戦する上で森保監督が鍵とする、守備から攻撃への素早い転換。狙いが奏功するシーンがいくつも見られた。

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