神戸　イニエスタ復帰で横浜撃破に臨戦態勢　吉田監督「彼がいる時といない時でサッカーは変わる」

＜神戸練習＞汗を流すイニエスタ（撮影・西海健太郎）
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　アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）は18日から東地区の決勝トーナメントが埼玉スタジアムなどで集中開催される。神戸は1回戦で横浜と激突。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ（38）が戦列復帰する見込みだ。2大会ぶり2度目の8強進出へ臨戦態勢を整えた。

　冒頭15分公開の最終調整で、主将のイニエスタはランニングや軽快なボール回しで汗を流した。13日のリーグ札幌戦はコンディション不良で欠場したが、吉田監督は「昨日から（練習に）合流している。ケガについては問題ないと思っている。彼がいる時といない時でサッカーは変わる」と明言。先発か途中出場かは不透明だが、横浜戦出場へ支障がないと断言した。

　カタールで集中開催された20年大会では6試合2得点1アシスト。決勝トーナメント1回戦は上海上港（中国）と対戦し、前半31分に決勝点を挙げた。その試合で右太腿を負傷。大会後の検査で全治4カ月の離脱を強いられることになったが、準々決勝の水原（韓国）戦も強行出場した。欠場を余儀なくされた準決勝でチームは敗れたが、イニエスタの国際舞台へのモチベーションは誰よりも高く、一発勝負のトーナメントを勝ち抜くうえで欠かせない男だ。今大会1次リーグはコンディション不良のために全試合欠場。満を持しての今季ACL初出場となる。相手はJリーグで首位を走る横浜。対して自チームは16位と低迷するが、悲願のアジア制覇へ向けた一歩目でつまずくわけにはいかない。（飯間　健）