磐田・渋谷新監督が就任会見「最後にはみんなで笑って終われるように」

オンライン会見に臨んだ渋谷新監督
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　J1磐田は18日、渋谷洋樹新監督（55）の就任会見をオンラインで開催した。チームはリーグ25試合を終え5勝7分け13敗の最下位に低迷。残り9試合でJ1残留を成し遂げるという簡単ではない仕事を任された新指揮官は「残り9戦を一戦必勝、全戦全勝でいけるように最高の準備をして臨み、最後にはみんなで笑って終われるようにしたい」と力を込めた。

　磐田は14日、成績不振を理由に伊藤彰前監督（49）を解任。13日の浦和戦で0―6の大敗を喫したことが重く響いた。渋谷監督は「私がここで話すということは伊藤監督が解任になり、私自身も本望ではないし、クラブ全体としても本望ではない」と複雑な心境を口にしつつ、「苦しい状況だが、こういう時だからこそファン、サポーターの皆さんの後押しをいただきたい。私自身、全身全霊で戦う」と決意を新たにした。

　オンライン会見には磐田の小野勝社長も登壇。「浦和戦の負けが大きなインパクトになった。スコアもさることながら、選手が一丸となって戦う姿勢を見せられなかった」と浦和戦の大敗が指揮官解任の決定打となったことを明かした。「チームにカンフル材を入れる必要あったが、積み上げてきたものをガラガラポンにするのは危険。検討した結果、渋谷さんにお願いすることにした」とこれまでの経緯を説明した。