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鳥栖 堅守光ったドロー 初の連勝逃すもE―1日本代表・岩崎が躍動 川井監督「次は勝ち点3を」

[ 2022年8月15日 06:00 ]

明治安田生命J1第25節   鳥栖0―0名古屋 ( 2022年8月14日    駅スタ )

<鳥栖・名古屋>左サイドで攻守に存在感をみせた鳥栖DF中野
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 各地で4試合が行われた。鳥栖はホームで名古屋と0―0で引き分けた。序盤から優勢に進め、終盤には攻撃的選手を次々と投入。相手GKの好セーブもあり最後までネットを揺らせず連勝を逃したが、堅い守備は光った。

 9617人の観客に勝利をプレゼントするため、湿度90%の蒸し暑いピッチを最後まで走り抜いたが、鳥栖は最後まで名古屋の守備を割れずスコアレスドロー。今季J1最多となる12度目の引き分けで初の2連勝はまたしてもお預けとなった。川井健太監督は「勝利を届けられず残念」と肩を落としたが「次に向けていい練習をして、次は(勝ち点)3を取りたい」と汗をぬぐった。

 立ち上がりから運動量を発揮し主導権を握った。最大のチャンスは前半37分。本田のシュートのこぼれ球を拾った長沼のクロスに、岩崎が頭で完璧に合わせた場面。シュートは相手GKの好セーブに阻まれた。「タイミングが良すぎて反応された。余裕を持って下に叩きつけられれば良かった」。E―1で初の日本代表選出後は、「このままじゃダメだと基準が上がった。個人としての球際やプレッシング。意識の変化がプレーに出ていると思う」と、強度の高いプレーを続けている。

 後半戦は4バックの採用が増え、それに伴いポジションもウイングバックから一つ前のウイングでプレー。よりゴールへの責任が高まっている。「1対1の仕掛けが増えている。結果にこだわっていきたい」と意気込む。

 残り10試合。目標の上位進出には連勝が不可欠だ。「ゴールを取りたい。それがチームにとってプラスになる。練習で自分を変化させるようにやっていきたい」。代表経験で凄みを増した岩崎の得点が、激しさを増す終盤戦で必要だ。(村田 有子)

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2022年8月15日のニュース