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日本代表FW岩崎悠人 森保監督への感謝語る 苦しい時期に「自分の良さを再確認させてくれた」

[ 2022年7月20日 12:40 ]

香港戦後半、ドリブルする岩崎
Photo By スポニチ

 E―1選手権に臨む男子日本代表FW岩崎悠人(24=鳥栖)が20日、オンライン取材に応じた。

 直前のJリーグで負傷した武藤嘉紀(30=神戸)に代わって追加招集され、前日19日の初戦・香港戦では後半19分から途中出場で国際Aマッチデビューを果たした。「凄く緊張しましたけど、まずA代表で試合に出られたことはすごくうれしく思っています」と初々しく笑った。

 追加招集には「びっくりした」という。「チームは5連休だった。その初日の朝に電話がかかってきて、今から来てほしいということでドタバタと千葉に駆けつけた。うれしい気持ちだったり、今までお世話になった方に少しは恩返しができたかなとか、いろんな気持ちが生まれた」と振り返った。

 年代別代表の常連として若くから才能を期待されてきたが、19年に札幌に移籍してからは思うようにJリーグで出番を得られず、湘南、千葉へとレンタル移籍を続けた。「試合にずっと出られないことが今までなかったので、“どうして認められないんだ、使ってくれないんだ”という気持ちはあったんですけど、そこは徐々に受け入れられるようになった。“うまくいかない時期もあるんだ”という気持ちに切り替わってから、自分にベクトルを向けて毎日トレーニングを継続できたのは、すごく今の自分につながっている。ああいう苦しい時期にずっと継続して練習に取り組めたのはほんとに良かった」

 苦しんでいた時期に奮い立たせてくれた恩師の一人が、東京五輪世代の活動に継続的に招集していた森保監督でもあった。「札幌で試合に出られていないタイミングでも何回か(年代別)代表に呼んでくれましたし、そういった苦しい時期に代表に呼んでくれて、またそこで自分の良さを再確認させてくれた。代表に来る度に頑張ろうと思えていたので、ほんとに感謝しています」と話した。

 昨夏、湘南と千葉に続いて3クラブ目のレンタル先となる鳥栖に加入。今季からウイングバックを任され、「役割としては縦の上下運動が多い。運動量だったり縦の推進力は僕の特長なので、今年は自分の特長がすごく生かされているなと感じる」と新たに得た適性ポジションで再ブレイク中だ。

 日本代表は4―2―3―1や4―3―3をベースとしているためウイングバックはなく、ウイングでの生き残りを目指していく。「仕掛けの部分は自分の特長。森保さんは五輪の合宿のときや今回も“チームのために走って貢献するのがおまえの良さ”とずっと言ってくれているので、そういった部分は無くさず、献身的にチームのために貢献していくところは忘れずやっていきたい」と力を込めた。

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2022年7月20日のニュース