川崎F　パリSG戦でジェジエウが昨年11月以来の公式戦復帰「あの3人は素晴らしい選手だった」

サポーターの声援にこたえるパリ・サンジェルマンイレブン（撮影・西海健太郎）
Photo By スポニチ

　川崎Fは20日のフランス1部の強豪パリ・サンジェルマンとの親善試合に1―2で敗れた。「新国立」では最多となる6万4922人の観客数を記録した一戦。最終盤に1点を返し、J王者として意地は見せた。

　0―2の後半39分にCKからの流れでMF瀬古のクロスを頭で押し込んだDF山村は「いいボールが来たので決めることができて良かった」と振り返った。

　一方で「（パリSGの）技術を見せつけられた試合だった」とも指摘。「質は凄く大切なんだなと改めて思った。一人一人が技術を持つことでチームの総合力が上がる。一人一人の技術を高めていきたい」と刺激を受けて決意した。

　この試合では、昨年11月の鳥栖戦で左膝前十字じん帯損傷、左膝内側側副じん帯損傷の大ケガを負ったDFジェジエウが255日ぶりに公式戦に復帰した。前半のみの出場となったが、持ち味のスピードや予測力を生かして相手の強力な前線のタレントを封じ込む場面もあった。

　フィジカル面ではまだ上げていかないといけない部分があるとしながらも、「今回、これでいい形で復帰できた。これから先、しっかりと川崎Fの力になれるようにやっていきたい」と28歳。印象に残った選手にはエムバペ、ネイマール、メッシの3人を挙げ「あの3人は素晴らしい選手だった」と話した。