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町野 代表初招集で即2発!1メートル85の長身生かし前線で存在感 ノルマ大会3得点にリーチ

[ 2022年7月20日 04:30 ]

E-1選手権(男子)   日本6―0香港 ( 2022年7月19日    カシマ )

<日本・香港>前半、町野がゴールを決める(撮影・西海 健太郎)
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 開幕して男女各1試合が行われた。男子の日本代表は大会最多6得点を挙げて6―0で香港代表に快勝。13年大会以来2度目の優勝に向けて好スタートを切った。代表初出場のFW町野修斗(22=湘南)とMF西村拓真(25=横浜)、4試合目のMF相馬勇紀(25=名古屋)がそれぞれ2得点を挙げ、W杯カタール大会(11月21日開幕)のメンバー入りに向けてアピールした。連覇を狙う女子の日本代表は韓国代表を2―1で下した。

 初めて代表エンブレムをつけたFW町野が鮮烈な2ゴールだ。前半20分、DF山根の右サイドからのクロスを豪快ヘッド。「相手の背後にいて、ボールに対してアタックしようと思っていたら、かなりいいクロスが来た」とニヤリ。1メートル85の高身長だからこそなせる打点の高さを武器に、早々とA代表初ゴールをマークした。

 さらに後半12分にはFW西村のダイビングヘッドのこぼれ球を左足で冷静に流し込み、2点目。落ち着き払ったフル出場で、森保監督へ猛烈にアピールした。これで自身がノルマと課していた「大会3得点」に早々とリーチ。「チャンスがあれば絶対に決めてやると思っている」と強気に言い切った。

 「自分は全然高いレベルではない。いい仲間とできるときに、吸収して学ばないと、日本を代表するストライカーにはなれない」

 日本代表でFW大迫勇也(32=神戸)が長年担ってきた1トップに新たな可能性を示した。今季、J1でランキング4位にあたる8得点。ゴールに迫る嗅覚は本物といえる。「まだ何も終わっていない。1試合終わっただけ」。次戦もどう猛にピッチを駆け回り、カタール行きのチケット争奪戦に殴り込みをかける。

 ◇町野 修斗(まちの・しゅうと)1999年(平11)9月30日生まれ、三重県出身の22歳。父と兄の影響で、3歳でサッカーを始める。大阪・履正社から18年横浜加入。19年北九州に期限付き移籍しJリーグ初出場。20年北九州、21年湘南に完全移籍。今季J119試合8得点。1メートル85、77キロ。

 《2人がデビュー複数得点は史上初》日本代表デビューを果たした町野と西村がともに2得点を挙げた。代表デビュー戦ゴールは町野が36人目、西村が37人目。複数得点で達成したのは西村が7人目、町野が8人目で1試合で2人がデビュー複数得点は史上初めてとなった。

 ▽東アジアE―1選手権決勝大会 東アジア連盟が主催する国際大会。03年に日本で第1回が行われ、その後は日本、韓国、中国の3カ国による持ち回りで開催(女子は05年から)。男女ともに予選を勝ち上がった1チームと日本、韓国、中国のシード国3チーム、合計4チームによる総当たり戦。日本は男子が13年、女子が08、10、19年に優勝。この大会名称は17年からで、03~10年は東アジア選手権、13、15年は東アジア杯。

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2022年7月20日のニュース