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“リターン組”相馬 FK弾から2発で猛アピール「あそこの角度には凄く自信があった」

[ 2022年7月20日 04:30 ]

E-1選手権(男子)   日本6―0香港 ( 2022年7月19日    カシマ )

<日本・香港>前半、FKでゴールを決める相馬(撮影・西海健太郎)
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 “リターン組”のMF相馬勇紀(25=名古屋)が、国内組のアピール合戦で真っ先にネットを揺らした。開始2分、ゴールまで約20メートルの好位置で得たFK。右足を振り抜くとボールは5枚の壁とGKの手先を越えて左に刺さった。「最初のチャンスで点を取ったら乗っていけると思った。あそこの角度には凄く自信があった」。かつて中村俊輔、遠藤保仁、本田圭佑ら名手がセットプレーで輝きを放ったが森保ジャパンでの直接FK弾は原口元気(18、19年)が決めた2点のみ。FKのキッカーというピースとして生き残る可能性も感じさせた。

 東京五輪では左MFの位置で3試合に先発。三笘らを上回る出番を得たが、A代表への昇格は果たせなかった。ブラジルなどと対戦した6月の4試合はテレビで観戦した。「昨夏に一緒に戦った仲間が活躍する姿を見て、心に響いた」。奮起しないわけがなかった。前半22分には縦パスで西村の得点を演出し、後半10分にはゴールに背を向け、クロスを右足のかかとで押し込む技あり弾。一度はつかんだ森保監督のハートを再び揺り動かすには十分なアピールとなった。

 《代表FK得点は元気以来3点目》日本は相馬が前半2分にFKを直接決めた。森保ジャパンで直接FKによるゴールは18年11月20日親善試合キルギス戦と19年11月14日W杯2次予選の同国戦でともに原口元気が決めて以来、3点目。また試合開始2分のゴールは同じ18年キルギス戦で山中亮輔が決めたのと並び最速タイとなった。

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