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浦和・西川 曽ケ端に並ぶJ1最多169戦無失点で今季初連勝導いた「皆さんの記憶に残るようなGKに」

[ 2022年6月27日 05:15 ]

明治安田生命J1第18節最終日   浦和1―0神戸 ( 2022年6月26日    ノエスタ )

<神戸・浦和>前半、神戸のパスをカットし、キャッチングする浦和のGK・西川(手前)(撮影・坂田 高浩)
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 明治安田生命J1リーグは各地で6試合が行われ、浦和は敵地で神戸に1―0で勝利し、今季初の連勝を飾った。後半45分にMFダヴィド・モーベルグ(28)が直接FKで決勝ゴール。守ってはGK西川周作(36)がJ1通算無失点試合を169に伸ばし、鹿島で活躍した曽ケ端準に並ぶ歴代1位に浮上した。鹿島は名古屋と1―1で引き分け、首位・横浜との勝ち点差は3となった。

 左腕にキャプテンマークを巻いた西川の笑顔がピッチに咲いた。今季初のアウェーでの勝利。今季初の2連勝。そして、元スペイン代表MFイニエスタらを擁するスター軍団を零封。出場540試合目で積み上げたJ1通算無失点試合数は169となり、鹿島で活躍した曽ケ端氏に並んで歴代1位に立った。

 「0で抑えられたのは全員のハードワークのおかげ。欲を言えば(曽ケ端に)並んだだけでなく1試合でも上にいきたい。皆さんの記憶に残るようなGKになっていきたい」

 守備陣との見事な連係で相手をシャットアウトした。浦和の被シュートは6本。うち枠内は0と決定的なピンチはなかったが、36歳になっても成長し続ける姿を随所に披露した。クロスやセットプレーでは安定したセーブで処理。今季就任したミレッGKコーチの下で考え方や練習法を見直し、立ち位置や足運びを改めて学び、プレーは劇的に改善した。

 まさに二人三脚だ。22日の天皇杯3回戦の群馬戦で敗戦。試合後にはバスを囲んだサポーターと主将として向き合った。「今日のウオームアップで出ていった時、ゴール裏のサポーターはブーイングや指笛を吹くような姿勢で、ジョアン(ミレッ・コーチ)が常に寄り添ってくれた」。試合後には「一緒に戦ってくれてありがとう」と感謝を伝えた。

 5月3日に右足第5中足骨の手術を受けた日本代表DF酒井が後半開始から途中出場。頼れる右サイドバックの帰還は上位を目指すチームに朗報だ。次戦は7月2日に敵地でG大阪と激突。守護神が歴史を塗り替える瞬間も勝利で花を添える。

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2022年6月27日のニュース