モナコ監督がフライング発表　南野に期待「チームに何かをもたらすクオリティーを備えている」

リバプールの南野拓実（AP）
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　リバプールのFW南野拓実（27）の移籍に関してクラブ間合意が伝えられたフランス1部モナコのフィリップ・クレマン監督（48）が25日、同選手の獲得を認めたと複数のフランスメディアが報じた。

　1―0で制したベルギー1部セルクル・ブリュージュとの親善試合後、日本代表に関する質問を受け「とてもハッピーだ。彼のことは長い間知っていて（獲得）リストのとても高い位置にいた。誰もが、彼がチームに何かをもたらすクオリティーを備えていると確信している」と語った。南野が19年12月までプレーしていたオーストリア時代にも触れ「彼には経験があり、我々とスタイルが似ているザルツブルクで既に多くの素晴らしいことをしていた」と称えた。

　フランス1部で8度の優勝を誇るモナコは今季リーグ戦3位。来季欧州CLは予選3回戦から出場する。リヨンなど他クラブとの激しい争奪戦を制し、リバプールと出来高を含めて総額1800万ユーロ（約25億7000万円）の移籍金で合意。身体検査などを経て入団が正式に発表される見通しだが、その前に指揮官がフライングで移籍を認める事態に期待の高さがうかがえる。