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GK権田修一 ブラジルの強さを感じた「声」の力 「当たり前のことを当たり前にやらないと勝てない」

[ 2022年6月7日 17:46 ]

<日本・ブラジル>前半、ネイマールのシュートを止める権田(撮影・西海健太郎)
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 日本代表のGK権田修一(33)が7日、オンラインで取材に応じ、0―1で敗れた前日のブラジル戦を振り返った。

 世界トップレベルを相手に、権田自身もネイマールのシュートを弾くなど、守備陣は最後まで奮闘。ネイマールのPKによる1失点に抑えた。それでも初戦でドイツと対戦するW杯本大会を想定した権田は「勝ち点0だったというところが全て」と指摘し、「僕らが目指しているのは、強豪国と良い試合をすることではなくて、カタールW杯で(過去最高の)ベスト8に入ること。勝ち点1も穫れずに初戦を終えた状況なので、そこを一番に見るべきだなと思います」と強調した。

 ピッチではサッカー王国の凄さあらためて肌で感じた。「(試合中)ブラジルの選手はずっとしゃべっているんですよね、ピッチ内で」と権田。「どんな相手でも彼らは彼らのプライドで、絶対に負けられないというところで、そういう声掛けだったり、ちょっとしたポジショニングというはずっとやり続けていた」と感心し、「強いチームとやるときは、そういう当たり前のことを当たり前にやらないと勝てないなというのは、きのうの試合で再確認した」という。

 また、この日は観戦に訪れたファン・サポーターについても言及。新型コロナによる入場制限が解除されたブラジル戦のチケットは即完売し、国立改修後のスポーツイベントでは最多の6万3638人が集結した。ただ、中にはブラジルのユニホームを着たファン・サポーターの姿も多く見られたとあって、権田は「個人的には正直、悲しくて。日本人の方でブラジルのユニホームを着て、日本のホームスタジアムで応援する状況になってしまったというのは、やっぱり僕らがまだまだ日本サッカーというのは発展しなければいけないと、凄く感じさせられました」と振り返った。「これはきょう絶対に言いたいなと思っていた」と権田。日本サッカーの発展のために、森保ジャパンの絶対的守護神はまた気持ちを新たにした様子だった。

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2022年6月7日のニュース