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田中碧「僕自身は完敗」ブラジルとの差を痛感 「滅多打ちにされて、そこから成長していければ」

[ 2022年6月7日 19:03 ]

<日本・ブラジル>前半、ネイマール(右から2人目)と激しく競り合う田中(右)、遠藤(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表MF田中碧(23)が7日、オンラインで取材に応じ、0―1で敗れた前日のブラジル戦を振り返った。

 田中はインサイドハーフでプレー。強度の高いプレーを披露しネイマールとやり合う場面もあった。ただチーム全体として攻撃は課題を残す結果に終わり「僕自身は完敗だな、と。自分のせいで負けたと思います」と背負い、「自分が積み上げてきたものが、まったく出せなかった」とかなりのショックを受けたよう様子だ。

 ただ、これで終わるつもりは毛頭ない。世界トップレベルの相手から学んだ点については「現時点でフィジカルだったり、ボールを保持するときの質だったり、大まかなことは言えますけど、もっともっとそれを自分の中でより細分化して消化しないといけない」とまだ整理はついてないようだが、これまでもU―21日本代表として出場した19年のトゥーロン国際や、自身のミドルシュート2発で3―2で勝利した同年のU―21ブラジル代表戦などを経験して着実にレベルアップを果たしてきただけに「ピッチでのこれからのプレーと照らし合わせて、より明確な自分の引き出しにしていかないといけない」と今後のさらなるレベルアップを誓った。

 まだまだ成長盛りの23歳。今後も日本サッカー界を背負っていくことが期待される。「今すぐ追いつけると思っていないが、これを良い経験で終わらせるつもりもない。これからサッカーをやり続けている以上、彼らに追いつかないといけない。そのために海外で戦う、世界で戦うと決めた自分もいる。こうやって世界とやって、滅多打ちにされて、そこから成長していければ、凄くおもしろいし、楽しいんじゃないかと思います」と力強く語った。

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2022年6月7日のニュース