川崎F・高卒新人FW五十嵐太陽がプロデビュー　大勝貢献も「得点やアシストにもっとこだわりたい」

＜川崎F・広州FC＞競り合う川崎F・五十嵐（手前）
Photo By ゲッティ＝共同

　ACL東地区I組の川崎Fは18日、1次リーグ第2戦で広州FC（中国）に8―0で大勝し、今大会初勝利を挙げて勝ち点を4とした。鬼木達監督（47）は、1―1で引き分けた15日の蔚山（韓国）戦からフィールドプレーヤー全員を入れ替え、若手主体の相手にワンサイドゲームを展開。1試合8ゴールはクラブのACL最多タイ記録となった。

　今季ユースから昇格したFW五十嵐太陽（19）は後半開始から右FWでプロ初出場。「そこまで緊張することなく普段どおり試合に入ることができた」とデビューの瞬間を振り返った。果敢にドリブルで仕掛け、CKから生まれた後半26分のチーム8点目の場面では、宮城の折り返しを頭で流し、車屋のダメ押しゴールをお膳立てした。

　「個人的には得点のチャンスがあったので決めたかった。得点やアシストといった結果にもっとこだわっていきたい。チームとしては絶対勝たなければいけなかったので、この結果を第3戦、第4戦とつなげていきたい」とし、「日本から応援に来てくれた方々もいたし、現地在住の日本人の方もいた。日本で応援してくれている方々からもSNS等でメッセージをもらっている。すごくありがたいこと。皆さんの言葉を励みに、これからも頑張っていきたい」と力を込めた。